浴槽には市販の入浴剤代わりに日本酒や塩を

がん治療の最新情報を知るために情報誌を読んだりして忙しい日々を過ごすと1日のうちのどこかで時短を考えますがその方法として、入浴ではなくシャワーで済ませることも少なくはありません。肉体的な健康面とともに肌の健やかさを考えたとき、少しコンディションが落ちたときは迷うことなく入浴を選びます。ありきたりな健康法ではありますが、入浴をすることは健康を維持する上でも侮れません。この時に使うのが入浴剤ですが、市販のものではなく日本酒や天然塩を使います。

塩を入れる際には大量に入れることはなく、ほんの少量ではありますが、塩を湯に溶かすだけで発汗作用は倍増です。体内の汚れたものは様々な方法で外へ出ようとしますが、お風呂では老廃物や毒素も汗で出ていきます。肌を軽くコーティングするのも塩の働きであり、そのおかげで普通にお風呂に入るより発汗が多く、老廃物もその分だけたくさん出ていくわけです。ついでにたくさんの汗をかくので、皮膚の汚れもそれだけ自然に落ちてくれます。

マグネシウムも惜しみなく含むのも塩なので、筋肉の緊張を緩やかに解きほぐすため、肩こりを解消したい時には入浴時に塩は欠かせません。浴槽の素材などにより塩は控えたほうが良いこともあるので、お風呂に使用して大丈夫か事前に確認すると安心です。キッチンで料理に使うためにストックしている、日本酒を入浴剤代わりに使うこともよくあります。

アデノシンを含むのもアルコールの特徴であり、これが全身の血行を良くする秘訣です。使う日本酒の量もさほど多くはありませんが、血管を自然に拡張させるので、滞りがちな血液はスムーズに流れるようになります。だから日本酒を入れた浴槽に浸かると、何も入れない時より心からポカポカと温まる速度が速いです。

湯船に日本酒を少量入れると、なんとも華やかな心地よい香りが漂います。ケミカルな香料とは異なり、純粋な香りが浴室内の水蒸気とともに満たされますが、酒臭いといった不快感は全くなく、それどころか心地が良いです。そんな良い香りが緊張感を柔軟に取り去ってくれるので、日本酒のお風呂に入るととてもリラックスします。